鎖骨に痛みがあり、骨が出っ張った変形が見られます。鎖骨を触ったり腕を動かすと(通常は痛くて動かすのをためらいます)「ゴリゴリ」などの骨が擦れる音がすることもあります。

ラグビー・サッカー・柔道・自転車等で横向きに倒れ、肩の外側を強打して鎖骨の構造上の弱い部分で折れることが多いです。

超音波画像検査にて骨折を確認し、変形がある場合には骨の位置を合わせて整えます。固定は胸部を広げるような姿勢で、腕が下がらない支えをした固定になります。変形が少ない場合は、胸部を広げるベルト固定を行い、腕を吊ります。

2日目より超音波骨折治療器で骨の再生治療を行います。固定期間は３～５週間で骨が６・７割ほど着き、６～８週間で治癒します。その間、回復状態に合わせて運動療法も行います(肩やその他の部分の機能低下を早期回復させるため)。

健康保険の自己負担が３割の場合、初検料・整復料が３,２００円です。２回目は６００円、３回目以降は３００円です。新しい包帯の交換は４００円ほどです。その他に固定具を使用した場合は、貸し出し預り金として２,０００円をお預かりし、固定具の一か月以内の返却で使用劣化(減価償却)・クリーニング代として５００円から１０００円を差し引いてお返しいたします。