首筋(すじ)から肩甲骨周りに何かが乗っかっているような重い感じや痛み。時には頭痛を伴います。頭痛は通常、頭痛薬などで緩解しますが、症状に変化がない場合は脳梗塞や脳血管障害の疑いがありますので慎重な診察を要します。

長時間にわたり同じ姿勢(特に前かがみ)で仕事や読書などを続けたことにより、血流が滞り筋肉や筋膜が栄養不足に陥ります。筋肉や筋膜は動いていなくても頭が前に倒れないように頑張って支えているために疲労します。

電流治療器で低周波・中周波を通電し筋肉や筋膜を穏やかに動かします。更に温熱療法により血流を促進させます。その後、当院オリジナルマッサージオイル(エミューオイルをベースに温・冷成分などを症状に合わせてブレンドしています)での手技療法を５分ほど行います。更に、後頭部のツボ指圧、吸引式筋膜リリースを行います。

無理のない範囲で良い姿勢(背骨が床面に対して垂直でその上に頭が乗っている状態)をとるようにします。しばらくすると姿勢が崩れてしまうかもしれませんが、30分以内に良い姿勢に戻してください。その際に肩甲骨周りの筋肉を２分ほど動かしましょう。頭部の重みを効率よく支えることで首の負担が軽減され、早期回復につながります。頭部(首)をぐるぐる回したり、かしげるのはあまり良くありません。